ウェブコンサルタントになるには

インタビュー vol.4

ウェブの専門家がいない組織にとって、橋渡しができるウェブコンサルタントが増えるといい

株式会社翔泳社 MarkeZine編集部 編集長 押久保剛氏
株式会社翔泳社 ECzine編集長 倭田須美恵氏
株式会社翔泳社 http://www.shoeisha.co.jp/ マーケジン http://markezine.jp/ ECジン http://eczine.jp/

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プレス訪問にあたり、今回のイベントについて、またウェブ活用に対するご意見を伺いました。
(レポート:権 成俊)

翔泳社

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ネットマーケティングのトレンドだけでなく、中小企業に特化したECzineを開始

権成俊(以下、権)まずはご担当の媒体について教えてください。

押久保剛(以下、押久保)MarkeZineは大企業でネットマーケティングを担当されている方が中心です。ネットマーケティングのトレンドやノウハウをご紹介しています。
ECzineはECの話題が中心ですが、特に中小企業さん向けの話題が多いです。
同じような話題を扱うこともありますが、ECに特化しているかどうかと、お届けしたい企業さんの規模が異なります。特にネットショップさんは裾野が広いので、切り分けて考えています。

 

これからのウェブ活用は、領域を広げた取り組みが必要

今回のイベントの趣旨について、ご意見をお聞かせください。

押久保伺ったイベント趣旨については全く同じ認識を持っています。
私たちも媒体の取材でネットの専門家とお話をする機会が多いですが、サイト制作を専門とする方でも、アクセス対策が必要だとか、分析も必要だという意見が多いです。専門に特化するだけでは無く、領域を広げる必要があります。
また、新しい技術もどんどん登場していますから、そういう意味でも自分が出来ることにこだわらずに視野も取り組み範囲を広げる必要があると思っています。

今回登壇される諏訪さんのインタビューでも、ウェブデザインがUXやサービスデザイン、プロダクトデザインまで広がっているというお話がありました。ウェブとそれ以外を切り離して考えていては成果が出しにくい、ということです。
私たちから見ると、経営とウェブ活用も切り離せないと思っています。商品を開発する可能性や、資金や組織の状況も含めて、ウェブで何が出来るか、もしくはウェブ以外で何が出来るかを考える必要があります。

押久保最近セブン&アイのオムニチャネル化のニュースを話題に挙げる人が多い印象です。正直リアルビジネスを生業にしていた方々にとって、「ウェブを活用する」ことと「ビジネスを拡大すること」は遠い関係だったのではないでしょうか。
しかし、ネットが一般化したくさんのユーザーが利用する道具になりつつあるので無視できなくなり、対応を強いられているということを感じます。こういった傾向からもウェブの活用は他人ごとではなく、全ての企業に関係することになってきたと言えるのではないでしょうか。

 

企業全体で、ネット活用と消費者に向き合わなくてはならない

押久保先日、日経新聞でユナイテッドアローズがネットショップと実店舗を担当する組織を一つにする、という記事がありました。消費者がネットショップと実店舗を分けて使わなくなっていく中で、部門ごとに利益を追求するのではなく、企業全体として消費者と向き合わなければならなくなってきました。
同じように、多くの企業が企業全体を巻き込んで取り組みを変えていかなければなりません。このような、ネットがもたらす社会変化への適応を支援するのは、ウェブプロフェッショナルの仕事だと思っています。

倭田専門領域を広げることも大切ですが、伝える相手を広げる努力も必要ですね。
私は中小ネットショップに向けてIT情報を届けています。
特に社内にネットの専門家がいない組織にとっては、分かりやすい言葉で伝える必要があります。その橋渡しが出来るウェブコンサルタントが増えるといいですね。

今回アンケートをお願いしているコンサルタントさんで、金沢のドモドモコーポレーションの遠田幹雄さんという方がいらっしゃいます。遠田さんは中小企業診断士の資格を持ち、ネットにも詳しく、経営、ネットの両方に長けた方です。しかし、お客様に接するスタイルはとても親切で、分かりやすい方です。

押久保そうですね。とりあえず、CPAとか、SNSとか、3文字用語を使わないだけでも分かりやすくなると思います。

 

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