日経ビジネスにこのような記事がありました。
いくら言っても、人や組織が変わらない理由
ロバート・キーガン米ハーバード大学教授に聞く
人が変れないのは、知性がその段階まで発達していないから、だそうです。
人の知性は3段階で発達するそうです。
A.環境順応型知性・・・順応主義で、指示待ち
B.自己主導型知性・・・課題を設定でき、自律的に行動できる
C.自己変容型知性・・・問題発見を志向し、あらゆるシステムや秩序というものが断片的、あるいは不完全なものであると深く理解している
大半はAで、Cは数パーセントだそうです。
Bの段階からCに上がるためには、自分の成功モデルを変える必要があるとのこと。
変化の早い時代こそ、Cのタイプが求められます。
私は経営者さんとお話しすることが多いので、Aの”指示待ち”という段階の人はめったにいませんが、
やはり自律的に行動しながらも、成功モデルを変えられない、価値観を変える決断が出来ない方はいます。
そういう方には、時間をかけてじっくりと働きかける必要があります。
これは社内のスタッフに対しても同じです。
日本のような家族的経営でじっくりと人材育成をしなければ知性の成長は難しいようです。
社員はもちろんですが、お客様ともともに知性を成長させていく長く家族的なお付き合いが求められます。
そのためには信頼関係を築くことが出発点でしょう。