相変わらずセブンイレブンのオムニチャネル関連ニュースが話題です。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2803L_Y4A220C1000000/
消費者の行動が多様化する中で、どのような方法でコンタクトをしても、同じサービスがシームレスに(サービスが途中で途切れることなく)提供できるようにすること。
それがオムニチャネル(チャネルの統合)という戦術です。
消費者の行動履歴をデータベースとして一元化するなど、大変コストのかかる方法ですから、これからのネット通販では、大金が無いと生き残れない、と思われがちです。
それはオムニチャネルにオムニチャネルで対抗しようとするからです。
消費者からオムニチャネル化が求められる時代ですが、オムニチャネル化はあくまで一つの戦術に過ぎません。
そのような右へ倣えの改善競争に付き合う必要はありません。
それよりも、オムニチャネル化していなくても選ばれる理由を作ることです。
その最たるものが、商品開発、サービス開発です。
オムニチャネルが叫ばれる時代に、オムニチャネル化以外の生き残る方法を考えるのです。
また、記事の中に、次のようなコメントがありました。
入札に参加する条件に「マーケティングの機能を持つこと」という「異例の条件」(業界関係者)が盛り込まれ、参加企業は対応に追われた。
セブン&アイの案件から見えてくるのは、ビッグデータシステムではITベンダーに従来とは異なるアプローチが求められているということだ。
ウェブ業界でもまさに同じイノベーションが起きようとしています。
これからは「作る」ということをメインの価値として提案するベンダーは求められなくなります。
ウェブ制作やアクセス対策だけを扱う企業は、安さ以外に価値を認められなくなるでしょう。
オムニチャネルセミナーはまだ続きます。
ご興味のある方はお近くの会場でご参加ください。
http://www.gonweb.co.jp/gonweb_omni_seminar.html
*ちなみに、ネット通販をやっていて、オムニチャネルという言葉の意味がまだ分からない人はすぐ勉強したほうが良いです。